10月 172009
 

第6回希望の種を探そう
『日韓の若者で東京の下町を歩き、語り合う
 ~谷根千 芸工展ディープツアー』

「希望の種を探そう」チームの榎本です。

希望の種チームは、日本と韓国の若い人たちが楽しく交流することを通して、社会へのポジティブな提案やアクションを生み出すことを目指して、今年の2月から活動を行ってきています。
今回、第6回目を迎え、これまでの経験を踏まえて、より発展的なプログラムを企画し、10/17(土)に、エンパブリック社、谷根千まち学の協力も得て
『日韓の若者で東京の下町を歩き、語り合う
 ~谷根千 芸工展ディープツアー』
と題した東京の下町である谷根千(やねせん)地区のまち歩きイベントを行いました。

東京とソウルは『似てるけど違う』『親しいけど隔たりもある』などと言われたりします。
では、日本と韓国の若者が、一緒に下町を歩いたら、何を発見できるのか? 何に気付けるのか?をテーマに企画しました。

当日の参加者は約20名。日本人と韓国人がほぼ半分ずつでした。
参加者の皆さんは普段、新宿や渋谷、銀座のような街に行く機会は多くても、下町をじっくり歩くことは少ないようです。

根津スタジオのエンパブリック広石さんから、地域の歴史や現在のことをうかがって、まち歩きを始めました。
谷根千は、こだわりのお店が多いことや懐かしい町並みがあることで人気なのですが、この時期は、芸工展という「まちじゅうが展覧会場」をテーマに、地域の人やお店、ギャラリーなどが協力して展示やイベントを行っていました。

日本人、韓国人が4人ずつのチームとガイド役、スタッフで、まちを歩きながら、まちの歴史、面白いポイントを教えてもらったり、気付いたことを話し合ったり、写真に撮ったりしながら歩く。
初めて参加の方も多かったのですが、30分もまち歩きをしていると、仲良くなり、歩きながら色々な話が盛り上がっていました。

2時間ほど歩いて、再びスタートの根津スタジオに戻り、ふり返りのワークショップを行い、気付いたことやまちづくりについて、話し合いました。

ふり返りの中で、何度も出てきたのが、「共存」というキーワード。
古いものと新しいもの、住宅とお店、訪問者と地域の人・・・色々なものが共存しているのが、谷根千の魅力だと、日韓の若者が共通して感じたことのようでした。

そして、最後に、まち中で撮った写真から、グループで選んで2枚の絵葉書が完成し、参加者へのおみやげとして配布されました。


絵葉書のタイトルは、1枚が、「現代と過去の間で」。古いもの、新しいものの混じるまちの魅力を伝えていました。
もう1枚が、「路地で見つけた緑のおもちゃ」。路地にある緑を出して飾っていたり、木があったり、まちの中に緑の色が印象的だったのと、下町のお店は小さいものが多かったり、かわいい小物を店先に飾っているなど、かわいい感じを「おもちゃ」という言葉で表現しました。

参加者からは、次のような感想がありました。

*韓国の町並みは、看板はとにかく目立つように掲げられることが多いが、谷根千の下町は、町との調和や雰囲気に気遣っているように感じられた。(韓国女性 20代)

*普通の民家かと思いきや、それがお店である建物が多いことに驚いた。(韓国男性 大学院生)

*古い家のすぐ隣に現代のお洒落な雑貨屋さんがあったりして、「過去と現在の間」の町という感じがした。ソウルにもこういう懐かしい下町はあるが、谷根千は過去と現在が入り混じっている感じで独特だった。(韓国男性 20代)

*普通の交流会は部屋の中で話すが、歩きながら話すと、また違った視点や内容の話になり、それが面白かった。(日本女性 20代)

*普段、町を歩いていて自然に人に話しかける機会は少ないが、今回のまち歩きではいろんな町の人と話すきっかけが多かった。(日本男性 20代)

*韓国の人に「なんでここはこうなの?」と聞かれること、それが今まで当たり前だったから考えることもなかったようなことだったりするが、改めて深く考えるきっかけになった。(日本女性 大学生)

今日の体験を、また次の交流会の発展の糧にしていければと思っております。