2月 252011
 

左)キム・キョンナム君、右)ファン・ミナさん

1月29日、第14回「希望の種を探そう~ 社会と繋がる、人と繋がるって?」を開催しました。

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第一部は、韓国学校に通うキム・キョンナム君とファン・ミナさんの高校生インターンが「日本のNPOでインターンをして学んだこと、考えたこと」というテーマで報告しました。

今回の報告は、韓国の大学に進学する二人にとって、‘卒業報告’を兼ねていました。

高校生たちのプレゼンテーションインターン活動を通して学んだこと

第二部は、二人の報告、二人からの「大人たちへのお願い」という話を受けて、グループに分かれてディスカッションしました。

高校生、大学生から社会人まで幅広い年代の20名以上の参加者を得て、熱心なディスカッションが続き、懇親会終了時まで話はつきませんでした。

今回参加した日本の学生たちが感想を寄せてくれました。

宮入一弥(明治大学商学部4年)

「やる気を出させるのは出会った人」。出会いを大切にしているキョンナム君に会った時から、高校生にして大人な考えを持っている人だと感じました。自分が将来何をしたいのか、将来の夢を明確にできたのも、出会ってきた人や希望製作所のインターンのおかげなのか、と思いました。
キョンナム君のプレゼンや、討論会に出てみて、「自分で何かしたい!」という想いを持つきっかけは、国籍に関係なく、誰にでも平等にあるのではないかと思いました。

竹本 福子(東京大学教養学部2年)

キョンナム君の発表を通じて、私は様々な日韓の交流イベントや取り組みがあることを知り、また、そのような場に積極的に参加し、色々な人と出会ってきた彼の姿を見て、学生や生徒が社会や地域とつながるとはこういうことなのかなと感じました。

発表の中で、キョンナム君は現在の高校生について、「やりたいことがないのではなく、やりたいことが探せないのではないか」と言っていましたが、これには私自身も経験から共感することができ、「高校生にインターンシップの機会を与える社会起業を作りたい」という夢を、ぜひ実現させて欲しいと思いました。

篠塚元紀(成蹊大学法学部4年生)

私自身、2度目の参加となった今回のテーマは“社会と繋がる、人と繋がるって?”というものでした。多様なコミュニケーション・ツールや言語や文化に、触れ合う機会の多い現代人だからこそ真剣に考えなければならないなと改めて感じさせる、そんなテーマです。

当日は、2部構成となっていて(残念ながら私は2部からの参加となりましたが)、1部で東京韓国学校高等部に通うキム・キョンナム君とファン・ミナさんによるものでした。内容は、彼らが日本のNPOのインターンを通しての「社会や人との繋がりについて」学んだことや感じたことについての発表でした。そして2部では、1部での話題提供から受けた考えや意見をさらに発展させて、ディスカッションを行いました。

私がディスカッションしたグループは、韓国と日本のハーフの高校生、韓国人の日本語留学生、奥さんが韓国人である社長さん、大学で韓国語を選択した私、のなんとも言えない微妙なバランスで共通点をもつ4人でした。私は韓国語を選択しつつも劣等生なので、内心「考えがちゃんと通じるかな?失礼な表現じゃないかな?」などと心配していました。しかしながら実際にディスカッションが始まると面白いことに、あの4人のバランスは実は絶妙で、お互いの韓国と日本のあるあるネタで盛り上がってしまい、本題よりずっと有意義な討論となってしまいました。言葉が伝わられない時は、ハーフの子が翻訳して手伝ってくれたりと、そのディスカッションではコミュニケーションの力を感じることができて、なんだか微笑ましい気持ちになりました。

なんかこう文章にしながら繋がりについてふと考えてみると、あの4人もある意味で小さな「社会」であって、そこでは、まだ会話もしていないのに私のような偏見をもった者、ハーフの子のように親切に助けの声をかけてくれる者などいろいろいると思うのですが、そこでお互いの考えや感情、気分などギャップの埋め合わせや、橋渡しの役割を果たすのがコミュニケーションだと。それは私たち、人が生きていく上で必要不可欠であり、会話することを今まで以上に大切にしたいと思いました。小さな一つ一つの気遣いや思いやりの言葉が、大きな笑顔があふれる社会をつくり、またこれもあたりまえだけど、その逆パターンも有り得るということ。

ディスカッション後の懇親会も和やかなムードで楽しかったです。これも日本人のスタッフや韓国人のインターンのみなさんが作る独特の優しい雰囲気あってのものだと思います。良い時間をありがとうございました。これからも面白い何かを期待しています。がんばってください!

窪岡真澄(成蹊大学法学部4年生)

このイベントに参加して毎度ですが、感じる事は「高校生のすごさ」です。
高校生の時というのは時間と体力、勇気や勢いなどがあるはずなのですが、勉強する為だけに時間を使ったり、他にも無為に時間を過ごしてしまいがちです。かく言う私も無為に時間を過ごした一人なのですが、今になってその時間の無駄に気付きます。

きっと自分の中に「核」がなかったからなのですが、参加している高校生にはその「核」が確固たるものとしてあるのです。その事を体験談やこれからの夢を通して知り、自分も負けてはいられないとやる気が出ました。
またイベントの後には懇親会もあり、非常に楽しい時間を過ごす事も出来、とてもメリハリのある良い機会でした。

これから社会人になる自分も負けてはいられないという気持ちになり、とても楽しく、有意義な時間を過ごさせてくれるこのイベントにいつも感謝しています。