10月 252012
 

ソンミサン学校


今、日本でも注目のソンミサン地区の話はもう皆さんはご存じでしょう。この街は、ソウル都心の西隣、漢江北岸の麻浦区にありました。街の小さな裏山を巡る市水道局と住民の闘い。一見、普通の住宅地だが、自分達に必要な施設は、自分達が出資して実現し(保育施設、代案学校等々)、自前で運営する。計算を積み上げれば資金だけは僕らにも手が届く!というソロバンだけは現地で確認・・。

市民運動のリーダー朴元淳(パク・ウォンスン)さんに投票して市長さんに押し上げたソウル市民に脱帽。市長のリーダーシップで「ソウル市マウル支援センター」が開設準備中。ソンミサンのリーダー、ユ・チャンボクさんがこのセンターの運営責任者。各地の自前のまちづくりをバックアップします。マッチングファンドを用意して出資型まちづくり等、希望溢れる発想が花咲く未来のまちづくりへ・・・。

ソンミサンのコーポラティブ・ハウス

チェゴン・マウルは、ソウル漢江の南岸に広がる富裕層住宅地の間に点在する貧困劣悪地区の一つ。1981年、様々な理由で社会的排除の対象となった住民約2000人余を国家権力が強制的に集団収容して出来た貧困コミュニティだ。近年の移住者を政府は、不法占有者として住民登録を拒否しています。最近、火災で多くの住宅が焼失、ゴミ処理施設も失われて、生業の道も乏しくなっています。この状況に対抗する住民とNGOナ・ヒョウさん(Asian Bridge) 等 によって市内貧困地区ネットワーク及び国際ネットワークづくりが進む。リーダー育成講座も行われています。

チェゴン・マウル全景

 

 ソウル市マウル支援センターが、この複雑で深刻な案件にどう取り組むか?たとえば「マウル・マッチング・ファンド」は、貧困地域では働きにくい。センターにはどの様なアプローチが可能だろうか?

今回のフェア・トラベルは、中流コミュニティによる自主まちづくりと極貧コミュニティの自立への闘いを並列に取り上げた大胆な企画でした。二つの現場で特質と課題を確認し、両地区の中心的実践者と討論すると云う、またとない機会が用意されました。桔川純子さんと事務局の皆さんが、設立以来培ってきた豊かな知見とネットワークが、深い内容の企画へと実ったことに拍手と感謝の気持ちを捧げます。 (林泰義 2012.9.18)

チャルモゴッスムニダ~!

 
* 2泊3日のフェア・トラベルの日程・内容についてはこちらをご覧ください。