3月 312015
 

2015年2月12日から13日までの二日間、NPO法人「日本グリーンツーリズム・ネットワークセンター」が主催する第13回全国「グリーン・ツーリズム・ネットワーク東京大会」に参加してきました。

この行事は、日本と韓国が中心になる大会で、今回は「これが日本のグリーン・ツーリズムだ!命を繋ぎ、心を癒やし、人を活かす人間福祉への原点回帰」というテーマで、東京の東洋大学白山キャンパスで開かれました。参加者は、日本で農家民宿を営んでいる日本グリーンツーリズム・ネットワークセンターの会員の皆さんをはじめ、韓国の麟蹄(インジェ)郡で観光を担当している公務員や、Good Travelの羅孝雨(ナ・ヒョウ)代表といった方々が参加しました。

基調講演するGood Travel羅孝雨代表

基調講演するGood Travel羅孝雨代表

グリーン・ツーリズムとは、農漁村地域において自然と文化、人々の交流を楽しむ余暇活動を意味するそうです。基調講演で羅代表は、これからのグリーン・ツーリズムの課題として、1.観光を通じた地域の活性化、2.政府の支援と共に個人の参加による町住民の協業的な関係の構築、3.ホストとゲストを繋ぐ旅行プラットホームの開発、4.未来世代の養成のための教育院を作ることを提案しました。日本の多くの農家民宿は、日本語ができない外国人が直接予約して利用するのはまだ難しいようなので、今後、色々な言語に対応できるプラットホームができれば、言葉の壁を超えてグリーン・ツーリズムがもっと広がると思いました。

野良着ファションショー

野良着ファションショー

また、現在農家民宿を経営している方々の感想を直接伺うことができました。民宿を始める前は、自分の家に赤の他人を宿泊させることで少し不安もありましたが、実際はマナーが良いお客さんが多く、今までトラブルは全くないそうです。農業体験ができ、地元の農産物で作った料理を食べたり、ホストとゲストが語り合って交流したりするのが通常のツアーにはないグリーン・ツーリズムの魅力だそうです。また、サービスを一定の水準に保つために、毎月、町の皆が集まって会議を開いたり、適切な価格を維持したり、一民家あたりのお客さんの数を制限したり、と様々な努力をするそうです。

一日目の夕方には、「秀でた食材を活かす和の食文化」というテーマで交流会が開かれました。普段インスタントやフランチャイズ料理ばかりを食べる私には、実家で母が作ってくれた料理が思い出される感動の味でした。また、交流会の最中に、各地域の特徴を絶妙に活かしたファションショーもあり、とっても楽しい時間でした。

交流会「秀でた食材を活かす和の食文化」

交流会「秀でた食材を活かす和の食文化」


私はまだグリーン・ツーリズムの経験がありませんが、今回の大会に参加したことで、旅行の消費者であるゲストと、生産者であるホストが協力するという趣旨にとても共感し、グリーン・ツーリズムに興味を持つ良いきっかけになりました。大会の最中に出会った農家民宿の方々から「是非遊びに来て」と優しく声をかけてもらいました。そうした姿から、単に商売のためではなく、人が好きで皆と交流したい、という温かい気持ちが伝わってきました。近いうちに是非行きます!

文: ナ・ヌリ/日本希望製作所インターン